2020年に読んだ書籍
やぬてつです。
この記事は備忘録です。 プロジェクトマネジャーとして一人前になるためにと思って読み始めました。(去年から) 何を読んだのかを忘れてしまうので、年単位で記録しておこうと思っって書き留めました。
2020年に読んだ書籍一覧
- ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣
- ライト、ついてますか
- アジャイルサムライ
- Manage It!現場開発者のための達人式プロジェクトマネジメント
- 熊とワルツを ー リスクを愉しむプロジェクト管理
- エンジニアあのためのリスクマネジメント入門
- 一億人の英文法
- ITILはじめの一歩 すっきりわかるITILの基本と業務改善のしくみ
- プロジェクトマネジャーが知るべき97のこと
- まんがでわかる 理科系の作文技術
- The DevOpsハンドブック 理論原則実戦のすべて
- Team Geek ーGoogleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
- 予定通り進まないプロジェクトの進め方
- 会議後、みんなの行動が加速する議事録の取り方
- みんなが知っておくべき運用設計ノウハウ
- 対話型マネジャー部下のポテンシャルを引き出す最強の育成術
- 「プロになるためのWeb技術入門」ーーなぜ、あなたはWebシステムを開発できないのか
- 曖昧性とのたたかい
- UNIXという考え方ーその設計思想と哲学
- ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと
- 人に頼む技術
- プロジェクト実行完全ガイド
- 予定通り進まないプロジェクトの進め方
- リモートワークの達人
- メンタルヘルスマネジメント検定公式テキスト
- ビジネスマネジャー検定試験公式テキスト
- アドレナリンジャンキー
- CTO・エンジニアリングマネージャー養成読本
- 鬼滅の刃全巻
ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣
6年ぶり2回目の読了 改めて読むと学びが多い。PMやっているので中盤以降が特に有益。 今は他にも良い本があるかもしれませんが、読みやすいですしとてもおすすめです。
ライト、ついてますか ー問題発見の人間学
読みかけになっているのを思い出して、最初から読み直しました。 問題を見つけるための物事の見方を教えてくれるような感じでしょうか?読んでいて色々と気づきがありました。 言い回しが少し難しくて私は解釈に時間がかかりましたが、頑張ったんだけどなんだか振り回されちゃったなーとかいうことが多々ある人は読んでみると良いかもです。
アジャイルサムライ
プロジェクトへのアプローチの違いなのかな? 自覚していなかったけど私の開発スタイルは割とアジャイルな感じで開発してたんだなーと思いました。 散らかっていた知識が整理されてとても有意義でした。 まだ読んでないのであればおすすめです。
Manage It! 現場開発者のための達人式プロジェクトマネジメント
アジャイルよりだけどアジャイルに限らずいろいろな方法によるプロジェクトマネジメントのことを学べました。 様々な場面で基準が必要であり、基準があることで舵を取る方向が決まり、プロジェクトをどうするかというところにたどり着くのかなーと思いました。 プロジェクトを運営していて「どうしたらいいかわからないぞ」って時は割とこういう基準がない時なのかなーと思ったり思わなかったり。 そこまでおすすめではないですが世の中アジャイルだけではないのでアジャイル以外のアプローチも押さえるって感じで読むと良いかもです。
熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理
9年ぶり2回目のトライで読了 リスク管理の必要性について有名なプロジェクトを持って説明してありとてもわかりやすかったです。 リスク管理とはなんとなくリスクヘッジばかりに考えが言ってしまったが、リスクヘッジにもリスクがあることやコストが増えるなど学べました。 リスク管理ってなんだろう?意味あるのかな?とフワフワっとした印象がある方は読んでみてください。 全編を読んでから付録Aを読むととても有意義です。あ、本編ももちろんすばらしいです。
一億人の英文法
3年ぶり2回目の読了 英文法を学校の英文法学習とは違った切り口で学んで行きます。コアとなる考え方から少しずつ機能を足して行って気がついたら(書籍の最後の方)には複雑な文も読解できるようになるイメージでした。今まで英文法の学習は苦手だなーと思っているのであれば読んでみると良いと思います。以前に比べてだいぶ英文解釈が良くなったと実感しています。 今回は読書として読んでみました。結構ボリュームがあったのですが割とサクサク読み進められた印象でした。 おすすめです。
ITIL はじめの一歩 スッキリわかるITILの基本と業務改善のしくみ
豊富なストーリーでITILを説明してくれます。とても入りやすいです。まずはこちらで全体像を押さえてから本格的な学習を始めるのも良いかと思います。 多分私がやりたかったのはこれだと思う。
プロジェクト・マネジャーが知るべき97のこと
結構刺さる記事があってよかった。刺さらない記事もあったけど。 PMで集まってお酒飲みながら話している感じ。 共感する部分とか学びがあったので、今年上半期では1番のインパクトだった。
まんがでわかる 理科系の作文技術
良い文章とはどういうものかをシュッと確認するのに良いと思う。 具体例がもう少しあると助かる。
The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて
DevOpsってDevとOpsが合体することが目的ではなくて、リードタイムを減らして、フィードバックを速やかに伝えて、自己学習も促進するような感じ。 TGからお客様に対してのCI/CDなどは弊社では普通の開発スタイルとして定着しつつあると思いますが、お客様からTGへのフィードバックとナレッジ共有などの学習面が足りていないのかなーと思いました。
Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
7年ぶり2回目の読了 謙虚・尊敬・信頼の三本柱を軸にしてチームについての話。 すごく重要だと思う。
予定通り進まないプロジェクトの進め方
「プロジェクトはそもそも思った通りにいかないようにできている」「プロジェクトは未知と想定外だらけ」という前提に対して、勝利条件・中間目標・施策・廟算八要素などを設けて、都度軌道修正しながら勝利条件に向かってプロジェクトを進める方法という感じでした。 前提条件の言い切りが衝撃的でよかったです。 あとは定量的に目標を設定すると動きが取れなくなるという記述があって考えさせられました。定量的だと0か1かと言う状態になって膠着してしまうことが発生するとか。そして目標達成を諦めて目標を変更する。なんかどこかで聞いたことあるシチュエーションですよね。定性的に設定して幅を持たせることも最終的な目標達成のためには必要であると記述されていました。 全体的にざっくり言うとPDCA大切ですね。
会議後、みんなの行動が加速する議事録の取り方
議事録をちゃんと作成しようと思いました。 最近議事録の取り方って何が正解なのか迷っていたので読んでみました。自信を持って議事録を作成できそうです。
みんなが知っておくべき運用設計のノウハウ
やらなければならないことはなんなのかがわかったきがする。 安いから読んでください。おすすめです。
対話型マネジャー 部下のポテンシャルを引き出す最強育成術
具体的にどうやって話すのかのサンプルがわかりやすくてよかった。 1on1のやり方の一つとして良いと思う。
「プロになるためのWeb技術入門」 ――なぜ、あなたはWebシステムを開発できないのか
Webアプリケーションについて基礎から発展していく形で説明されていて、なぜその技術が必要なのかというところがわかってとても良かったです。 今はこの書籍に書いてあること以上の技術が既に存在していてこの書籍を読んだだけではまだ足りないものがあるかとは思いますが、基礎固めとしてはとても良いと思います。 Webアプリケーションの基礎に不安がある方や新たにWebアプリケーションを作成することになった方に特におすすめです。
曖昧性とのたたかい
とても良かったです。 ソフトウェア開発しているエンジニアは全員読んだ方が良いです。 当時からプロジェクトマネジメントの勘所は変わっていないのだなと驚きます。 筋トレなら体幹を鍛えるイメージ。
UNIXという考え方―その設計思想と哲学
とても良かったです。この先机のすぐ手の届くところにおいておく本になりそう。 自分のソースコードに自信がない人は一読した方が良いと思います。 こちらの本を読むことで設計が良くなると思います。
ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと
良かったです。私はそうだよねーって感じで読みました。 将来のキャリアパスがマネジメントではないのであれば必読だと思います。 正直言うと、鈴木雄介さんが監修ということで慌てて読みました。
特にインパクトを感じた書籍
- プロジェクトマネジャーが知るべき97のこと
- 人に頼む技術
- 曖昧性とのたたかい
- UNIXという考え方ーその設計思想と哲学
プロジェクトマネジャーが知るべき97のこと
一つ一つのエッセイを噛み締めながら読んだ本の一つ。 いろんなエッセイが入っているタイプなので、必ずどこかにヒットする的な感じ。この本に何度助けられたことか。
人に頼む技術
プロジェクトマネジャーになって結構キツかったのが、人に何かを頼むことだったので読んでみました。 とてもロジカルに記述がしてあって納得しながら読みました。こちらの書籍を読むことでかなり人に物事をお願いすることに対する抵抗を和らげることができました。 プロジェクトマネジャーになると一人で全てをやることを求められていなくて、チームを動かすことが求められるので、どんどん人にお願いすることが必要になってくると思います。お願いすることが苦手な人は一読してみると良いと思います。
曖昧性とのたたかい
プロジェクトマネジメントの本。当時から本質は変わらないのかな?と考えさせられるもの。今年のタスク振り分けの根本はこの本を参考にしていました。そして、その効果は絶大。 最近出版された新しい書籍ももちろん良いですが、こういった昔からある書籍も良いですね。
UNIXという考え方ーその設計思想と哲学
こちらも当時から本質は変わらないのかーと考えさせられた書籍。 ソースコードレビューをしたときに、なんとなく感じる違和感に対してこういった哲学があると説明がつくのかなとか思ったり思わなかったり。 この本を読んだことで自信を持ってレビューできるようになりました。 自分のソースコードに自信のない若手には読ませようと思っています。
まとめ
物事を始めるのであればまずはインプットということで、今年はかなりのハイペースで書籍を読みました。身についてないものもあるかと思うので、来年は2回目3回目にも挑戦しようと思います。 でも、まだまだ読みたい本があるんですよねー