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プログラマ三大美徳なPM

HIGH OUTPUT MANAGEMENT

マネジメントがなんであるかの指針を示してくれる書籍です。

マネジャーであるためには、マネジメントする対象がどういった性質を持っているかを理解する必要があります。当たり前だけど、蔑ろにしがちの内容。

実際のマネジャーって何をやっているのか?と言う問い「パパは一体何をしているのか」これはかなり衝撃が走りました。 プログラマからプロジェクトマネジャーになった身としては、本当に自分は何をやっているのだろうか?と自問してしまいます。なぜならば結局のところ自分は直接的に何を生産しているわけではないからです。周りのエンジニアが必死にプログラミングをして成果物を作成しているところ自分は何をやっているのかと、考えない日はありません。これに対する答えとしては、以前から自分に言い聞かせていましたが、エンジニアたちがスムーズにプログラミングをするための手伝いをすることだと思っていました。そして、この書籍には同じように記述されています。少し切り口は違いますが、マネジャーの成果物は部下の成果物であると。ここを自分の評価を示すためには部下の成果物の評価を向上する必要があると言うことです。同じことを言っているのかもしれませんが、切り口が違うことでこうもはっきりとやるべきことが見えてくるとは思いませんでした。

マネジャーの仕事は所属は以下のアウトプットであると定義して話が進んでいきます。そのアウトプットを高めるためにどのようなことが必要であるかやどのような障害が発生するかなどの記述がありました。近しいポジションを経験してから読んだのでとても理解がスムーズでした。もう少し早くこの本に出会っていればもっと良い成果を出せたのかもしれないと思いました。そう簡単に物事は進まないとは思いますが。

ドルマネジャー(中間管理職)は大変な仕事であるというあまり良い印象がなかったのですが、この本を読むことで具体的な作業内容ややりがいを感じることができました。優れたミドルマネジャーになることが今後の目標になりそうです。

HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント | アンドリュー・S・グローブ, ベン・ホロウィッツ, 小林 薫 |本 | 通販 | Amazon